産業廃棄物処理法とは
産業廃棄物処理法とは
『廃棄物の処理及び清掃に関する法律』は、一般的に『産業廃棄物処理法』と呼ばれており、Webサイトや手引によっては処理法と略されています。
この法律の歴史はとても古く、明治時代まで遡り、1900年に伝染病を防ぐ目的で制定された汚物掃除法が基になっています。
その後、1954年に清掃法に改正され、1960年代の高度経済成長時に大量消費、大量廃棄によるゴミ問題が顕在化し、更にゴミ焼却場の公害発生問題も重なったことで、清掃法を全面的に改める形で1970年に上記法が成立しました。
廃棄物処理法は、廃棄物の排出を抑制し、出てしまった廃棄物に関しては適正に分別、保管、収集、運搬、再生、処分などの処理を行い、生活環境を清潔に保ち、公衆衛生の向上を図ることが目的です。
上記の目的を達成する為に、廃棄物処理法では廃棄物を発生させる国民や事業者に様々な抑制をかけています。
内容としては、廃棄物の定義、当該業務を行なう上での許可要件、廃棄物を運搬する上での注意点などが記載されています。