広域認定制度について

広域認定制度について

広域認定制度とは、産業廃棄物処理法(15条4項の3)の特例制度で、産業廃棄物収集運搬業の許可を受けることなく、全国へ産業廃棄物を運ぶことが出来る制度です。
ただし、この制度は、処理を目的としておらず、自社が製造した製品が廃品となった時に、製造事業者自ら回収し、再生利用しやすくできるようにするための制度なので、当然処理をする場合は処理業の許可を得なければなりません。

 

この特例は、自社が製造した製品、例えば中型の家庭用ロボット(仮称パッピー君)が流行り全国に広まったとします。広まれば当然廃れていきますので、廃れたパッピー君は回収しなければなりません。その場合、当該制度がないと、全国で産業廃棄物収集運搬業の許可を取得しなければなりません。(収集運搬業の許可は産廃を積む場所と下ろす場所の両方で許可が必要になります。)そうなると、かなりの労力と時間を割かれてしまい、それはあまりにも酷なので、環境大臣制の許可にして、その製品を一番よく知っている製造業者に回収、再利用させよう、というのがこの制度が設けられた背景にあります。

Copyright(c) 2014 VALL Gyoseishoshi Corporation. All Rights Reserved.